戸建ての購入を考えている方のなかには、オーバーハングが採用されている住宅に興味がある方もいるかと思います。
実際のところオーバーハングにはどういったメリットがあるのでしょうか。
今回は、オーバーハングとはなにか、またメリット・デメリットについても解説しますので、興味がある方はぜひチェックしてみてください!
戸建てにも採用されるオーバーハング!そもそもオーバーハングとは?
オーバーハングとは、突き出るや張り出すという意味で、建築用語としては2階以上の部分が下の階よりも外へ張り出している形状を指します。
張り出した2階以上の部分は、居室やベランダとして活用されることが多く、張り出した下の部分は、玄関ポーチやテラス、駐車場として活用されるのが一般的です。
戸建てにオーバーハングを採用するメリットとデメリット!
オーバーハングがどういう形状のものかイメージできたところでメリットとデメリットを見ていきましょう。
メリット
●狭い土地を有効活用できる
オーバーハングの分、土地面積より広い居住スペースを確保することが可能になります。
ベランダやテラスとして利用する際も、一般的なものよりゆったりとしたつくりが可能になり洗濯物を干すだけでなくのんびり過ごすスペースとして活用できるでしょう。
●建築費用を抑えられる
2階以上の床を広げても、1階部分の基礎の面積は変わらないので、建築費用が大きくプラスされるわけではありません。
基礎工事は、建築費用のなかでも高額な工事になるので、基礎にかかる建築費用が抑えられるのは見逃せないメリットです。
●雨除けや日除けになる
オーバーハング部分は屋根代わりになるため、玄関上に採用した場合は庇となり、雨に濡れるのを防いでくれます。
リビングの上などに採用した場合は、リビングヘの直射日光を防いでくれるので、夏は室温が上がり過ぎないというメリットになります。
●個性的なデザインになる
オーバーハングを採用すると、2階が張り出した独特な外観になるので、他とは違う個性的なデザインを実現できます。
住宅にこだわりや個性を出したいと考えている人にとって、魅力的なメリットでしょう。
デメリット
●耐震性に不安がある
オーバーハングは張り出している部分に負荷がかかりやすいため、オーバーハングを支えるための基礎や構造の強度を上げるなど、バランスを取る工夫が必要です。
またオーバーハングを取り入れることによって住宅に角が増えることがおわかりいただけるかと思いますが、角から劣化が始まりやすいためそこも懸念点となります。
●外観のバランスが悪くなることも
外観のバランスが悪いと、建物が不安定な印象になります。
設計の段階で、しっかり設計士と話し合うなど、構造について理解しておきましょう。
まとめ
オーバーハングとは、2階以上の部分が下の階よりも外へ張り出している状態で、狭い土地を有効活用できたり雨除け日除けとして利用できたりというメリットがあります。
一方で耐震性に不安があるなどデメリットもあるので、建物が不安定にならないような強度や構造の工夫が必要です。
オーバーハングの戸建てを検討中の方は、ぜひ今回の記事も参考にしてみてくださいね!
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