住まいを手放すとき、どれくらいの価格になるのかは気になるポイントです。
売値は、住まいのコンディションや築年数など、さまざまな要素で変わりますが、実は構造によっても変わります。
本記事では、RC造の家を売却しようと検討している方に向けて、メリットやデメリット、W造とS造の特徴などについて解説します。
RC造の家を売却するデメリット
RC造の家とは、鉄筋コンクリート造のことです。
鉄筋を組みつけ、そこへコンクリートを流しこんで仕上げる工法を指します。
マンションや商業ビルなど、さまざまな物件の建設に用いられている構造として知られています。
鉄筋とコンクリートを組み合わせることにより、高い耐久性を実現できることがメリットといえるでしょう。
長期使用にも耐えられるため、高値で売却できることも少なくありません。
一方、木造のように簡単に解体できないのがデメリットです。
ただ、これは物件を売るときにはあまり気にしなくても問題ないでしょう。
似たものにSRCがありますが、こちらは鉄筋鉄骨コンクリート造を指します。
RCと同様耐久性は高いのですが、建設コストは高くつきます。
RC造家屋物件売却とW造とS造の特徴
RC造の家屋以外では、W造とS造がよく知られています。
W造とは、木造のことです。
アパートや戸建て物件などに採用されることの多い構造で、建築コストを抑えられることがメリットです。
注意点としては、遮音性や耐久性が低いことが挙げられます。
このような理由から、RCに比べると売値は下がる傾向があります。
S造とは、鉄骨造のことを指します。
柱や梁などに、鉄骨を使用した物件です。
戸建て住宅のほか、賃貸アパートに採用されることも少なくありません。
鉄骨を柱や梁に使用するため、強度を上げられる強みがありますが、遮音性が低いのは弱みです。
RCに比べると売値はやや下がる傾向があります。
このように、住まいの構造にはさまざまな種類があり、それぞれ特徴が異なります。
まずは、このような知識を身につけることから始めましょう。
まとめ
RC造家屋の売却で気になる、デメリットやW造とS造の違いなどについて解説しましたが、いかがだったでしょうか。
実際の査定では、構造だけでなくさまざまな部分をチェックされます。
構造だけで価格が決まることはないため、そこは注意が必要です。
査定においては、住宅のコンディションや周辺環境など、あらゆる要素を加味して試算するのが一般的です。
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