- この記事のハイライト
- ●空き家は全国で増え続けており、総世帯数の14%は空き家となっています
- ●空き家を売りたいなら、解体し更地にするのがおすすめです
- ●解体費用は、木造住宅で一坪当たり3万円~5万円、鉄筋コンクリート造りの住宅で一坪あたり6万円~8万円が相場となっています
「実家が空き家になっていて、一刻も早く売りたい」
このようなお悩みを、堺市や大阪市住吉区など人口が多い地域でも聞くことが昨今多くなってきました。
空き家が増えている理由は、子世代が実家を継ぐ機会が減ったためです。
空き家をすぐに売りたい場合には、建物自体を解体し更地にして売却することがおすすめです。
では更地にするためにはどの程度の費用が掛かり、更地にするうえで注意すべき点などはあるのでしょうか?
この記事では、空き家を現状のままで売る方法と更地にして売る方法、空き家の解体にかかる費用についてご紹介いたします。
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空き家を現状のままで売却する2つの方法とは?
空き家を解体せずにそのまま売却するためには、2つの方法があります。
ひとつは「古家付き土地」として売る方法です。
古家付き土地とは、文字どおり古い建物が建ったままの土地という意味です。
この売り方は建物自体にそれほど資産価値がなく、あくまで土地を求めている人に向けて売りたい場合にとられます。
もうひとつは「中古住宅」として売る方法です。
こちらはまだ資産価値のある住宅を売却する際に有効です。
その建物が古家付き土地と中古住宅のどちらに該当するのか、明確な定義はありません。
しかし建物はおよそ築20年以上になると資産価値がなくなるため、築20年以上経っているかどうかで判断することが多いです。
空き家を現状のまま売るメリット
空き家をそのままの状態で売る場合、解体費用がかからないことが大きなメリットです。
また最近では古い家をリフォームやリノベーションして住みたいと考えている方や、DIYで好きな空間を叶えたいという方も増えてきています。
空き家を現状のまま売る場合は、そのような買主をターゲットにすることでスムーズに売却できる可能性があります。
空き家を現状のまま売るデメリット
一般的に空き家は買い手が見つかりにくく、売却までに時間がかかります。
そのため売却が完了するまでの維持管理費用が必要になります。
また古家付き土地として売る場合は、解体費用などが買主負担となるため、その費用を反映した相場よりも低い価格設定が求められます。
以上のように、空き家を現状のままで売る方法は一部の買主にとっては魅力的です。
しかし一般的には売却が長引き、売却価格も低くなってしまう可能性があります。
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空き家を更地にするときに注意すべきこととは?
空き家を更地にするときには注意すべき点がいくつかあります。
以下に代表的なものを挙げ、各々解説していきます。
- 固定資産税・都市計画税の軽減措置がなくなる
- 荷物をあらかじめ処分する必要がある
- 解体時に騒音や埃が発生するため近隣に挨拶回りをしておく必要がある
固定資産税・都市計画税の軽減措置がなくなる
先述したとおり、更地にすることで更地にする前よりも固定資産税等は約6倍に跳ね上がります。
固定資産税等は住宅地であることで軽減措置があるのですが、更地にすることで建物がなくなると軽減措置の対象から外れてしまいます。
荷物をあらかじめ処分する必要がある
家の中の荷物はあらかじめ処分しておく必要があります。
そのまま残していると、解体時に余計な追加料金が掛かってしまいます。
家の中の荷物はあらかじめ粗大ごみ回収業者に依頼し、引き取ってもらうほうが安価に済みます。
解体時に騒音や埃が発生するため近隣に挨拶回りをしておく必要がある
解体工事時には重機作業で発生する騒音や埃、解体物搬出のトラックの出入りによって近隣へ迷惑を掛ける可能性があります。
周囲に住人が多いのであれば、解体工事前に挨拶回りをしておいた方が良いでしょう。
空き家を更地にするメリット
空き家を更地にすることで、多くのメリットが生じます。
下記に代表的なメリットを挙げ、各々解説していきます。
- 空き家を管理する手間がなくなる
- 売却がしやすくなる
- 他の土地活用がしやすくなる
空き家を管理する手間がなくなる
更地にする一つ目のメリットは、空き家を管理する手間がなくなることです。
空き家は定期的な管理が必要です。
自ら管理する、もしくは空き家の管理業者に依頼することで、定期的な費用が掛かります。
空き家を解体し更地にすることで、これらの手間や費用を抑えられます。
売却がしやすくなる
更地にする二つ目のメリットは、売却がしやすくなることです。
古屋付きの土地は、買主が解体する手間や解体費用を負担することになり、不動産として敬遠されることがあります。
また解体は業者の手配なども面倒であることや、建物の着工が遅くなってしまうこと、建物があることで購入前に土地の調査がしづらいことから、売却価格が安価になることがあります。
しかし解体済みの更地であれば、土地の形状や状態、隣地との距離感など、土地の状態が確認しやすい状況になります。
また購入後直ぐに着工などもできることから、工事期間を短縮でき、つなぎ融資等による金利負担を抑えることも可能です。
よって更地にした土地は古屋付きの土地より人気があり、売却しやすいという面を持っています。
他の土地活用がしやすくなる
更地にする三つ目のメリットは、他の土地活用がしやすくなることです。
更地であれば、駐車場やトランクルーム、アパート経営や資材置き場など、多くの土地活用に利用できます。
土地活用ができれば、土地収入を固定資産税など毎月掛かる固定費に充てることができ、固定費以上に収入があれば利益になります。
更地にすることで、土地の使い方に新たな選択肢が生まれるのです。
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空き家を解体するときに掛かる費用とは?
空き家を解体するときに掛かる費用には、おおよその相場があります。
木造住宅では一坪当たり3万円~5万円、鉄筋コンクリート造りの住宅では一坪あたり6万円~8万円となっています。
解体費用は解体作業のしやすさと解体に掛かる作業員の人数によって、費用が異なります。
たとえば、間口の広い家であれば道路に接している部分が多く、解体に必要な重機を投入しやすいです。
解体に人手が掛からず搬出もしやすいので、解体費用が相場並みに納まるケースが多くなります。
一方で、間口が狭い旗竿地や狭小地など、解体がしにくい場所の場合は重機を投入しづらく、人力での解体がメインになります。
当然、解体工事自体に時間が掛かり、作業員を多く投入する必要があります。
また解体物の搬出もトラックを横づけできないので、時間が掛かります。
このように手間や時間が掛かる解体では、相場以上の金額になることは珍しくありません。
そのため、着工前に見積もりをしっかり取っておくことが重要です。
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まとめ
空き家を現状のまま売る場合、解体費用がかからず一部の買主にとっては魅力的ですが、売却が長引き価格も低くなってしまう可能性があります。
一方で更地にする場合は解体費用はかかってしまいますが、現状のまま売るよりも早期売却が期待でき、土地活用の選択肢も広がります。
空き家を更地にする費用は、木造で一坪あたり3万円~5万円、鉄筋コンクリート造りで6万円~8万円が相場です。
しかし、解体作業がしにくい住宅では相場以上の金額になることは珍しくないため、事前に見積もりを取っておくことをおすすめします。
私たちブリスマイホームは、空き家売却のエキスパートとしてこれまで多くの空き家売買に携わってきました。
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