- この記事のハイライト
- ●インスペクションで住宅の劣化状況や修繕が必要な箇所を調べられる
- ●インスペクションを実施することで買主が見つかりやすくなる
- ●かかる費用の相場は約5万円~7万円
中古の不動産を売却するときは、インスペクションをおこなうのがおすすめです。
インスペクションを実施すると、住宅の専門家が建物の状態を細かく診断してくれるため、買主も安心して取引をすることができます。
この記事では、インスペクションとは何か、メリットやかかる費用を解説いたします。
堺市北区、西区、東区、堺区、中区、住吉区で不動産売却を検討されている方はぜひご参考にご覧ください。
\お気軽にご相談ください!/
不動産売却に有利?インスペクションとは
インスペクションとは、建築士などの専門家が建物の状況を調査し、欠陥や修繕が必要な箇所などを報告してくれる「住宅診断」のことを指します。
「建物状況調査」とも呼ばれ、中古住宅の売買をおこなう際に利用することで、買主も安心して購入を決断することができます。
2018年4月1日には宅地建物取引業法が改正され、インスペクションについての説明が義務化されました。
ただし、あくまで不動産売買の仲介を依頼された不動産会社が売主や買主に対して説明する義務のことであり、必ず実施しなければいけないわけではありません。
また、不動産会社は依頼者の希望があればインスペクション事業者をあっせんする義務もあります。
インスペクションの実施タイミング
では、不動産売却をするにあたってインスペクションを実施したいときは、どのタイミングでおこなったほうが良いのか気になりますよね。
売買契約前におこなうのが一般的ですが、不動産会社に査定を依頼するタイミングでおこなうのがおすすめです。
不動産会社にインスペクション業者をあっせんしてもらい、査定前に実施すれば調査結果を基にしてより正確な査定額を算出しやすいからです。
私たち「ブリスマイホーム」は堺市北区、堺市堺区、住吉区、堺市西区、堺市中区、堺市東区を中心に不動産売却の査定をおこなっています。
不動産売却を検討中の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
インスペクションで調査する項目
インスペクションでは、主に以下の部分を調査します。
- 構造耐力上主要な部分(基礎や柱など)
- 雨水の侵入を防止する部分(屋根や壁など)
- 配管設備(給水管や給湯管など)
そのほかにもシロアリの検査やベランダなど、インスペクションの業者によっても異なりますが、調査項目はおよそ60項目にも及びます。
調査は基本的に目視でチェックしますが、家の傾きや雨漏りなどを調査する場合は、専門の機械を使っておこないます。
このように売却する住宅の状況を細かく調べてもらえると、売主としても売却価格を決めやすく、安心して売り出すことができますね。
この記事も読まれています|周囲に気づかれずに不動産売却をしたい!おすすめの媒介契約や売却期間を解説
\お気軽にご相談ください!/
不動産売却前にインスペクションを実施するメリット
インスペクションとは何かわかったところで、実施するとどんなメリットがあるのか気になるところでしょう。
中古住宅の売買をするうえで、インスペクションは買主と売主の双方にメリットがあります。
それぞれの視点から見たメリットは、以下のとおりです。
売主から見たメリット
売主は、不動産売却前にインスペクションをおこなうことで以下の3つのメリットが得られます。
- 買主が見つかりやすい
- トラブル防止になる
- 高値で売りやすくなる
売却する住宅の広告を出す際に「インスペクション済みの物件」であることを明示すれば、購入希望者からの問い合わせが増えるメリットがあります。
また、売買契約時にインスペクションの結果を基に住宅の劣化状況や修繕が必要な箇所を買主に報告することで、契約トラブルを防ぐこともできます。
インスペクションによって築年数の割に建物の状態が良いことがわかれば、資産価値を証明することにつながり、高値で売れるチャンスもあるでしょう。
買主から見たメリット
インスペクションは、買主から見ても以下の3つのメリットがあります。
- 安心して購入できる
- 修繕が必要な箇所を把握できる
- 購入後の維持費用を予測できる
中古住宅を購入する際は、パッと見ではわからない不具合があるのではないかと不安になる買主は多いです。
その点、インスペクション済みの物件であれば第三者の専門家によってあらかじめ建物の状態が詳しくわかるため、買主としても安心して購入することができます。
また、インスペクションの調査結果によって修繕が必要な箇所も把握できるため、購入後の修繕にかかる費用が予測しやすくなります。
さらに、建物の劣化状況を事前に把握することで「これから何年間住めるか」や「維持費用はいくらかかるのか」などを見積もりやすいでしょう。
このように不動産売却前にインスペクションを実施すると物件の状況が詳細に把握できるため、売主と買主の双方に大きなメリットがあり、円滑な取引が実現できます。
この記事も読まれています|周囲に気づかれずに不動産売却をしたい!おすすめの媒介契約や売却期間を解説
\お気軽にご相談ください!/
不動産売却前にインスペクションを実施する際の費用
では実際にインスペクションを実施する際は、いくらぐらいの費用がかかるのでしょうか。
インスペクション業者や調査項目、住宅の種類や広さによっても異なりますが、相場としては5万円~7万円ほどになります。
住宅の種類ごとの費用相場とは
住宅の種類ごとのインスペクションの費用相場は、以下のとおりです。
- マンション:約5万円
- 一戸建て:4.5万円~6.5万円
一戸建ての場合は、広さによって以下のとおり費用が異なりますよ。
- 約165㎡未満:約4.5万円
- 約165~250㎡未満:約5万円
- 約250~500㎡未満:約6.5万円
なお、上記の費用は宅地建物取引業法が規定しているインスペクションの内容の基本料金を参考にしています。
床下や屋根裏などの基本の検査項目にない箇所についても調査を依頼する場合は、別途オプション料金が1.5~3万円ほどかかるでしょう。
また、インスペクションの報告書を作成する費用も別途1万円前後かかることがあります。
インスペクションの費用の内訳
インスペクションは数万円とそれなりに費用がかかるため、その内訳も気になりますよね。
インスペクションの費用の内訳は、以下のとおりです。
- インスペクターの人件費
- 交通費
- 調査機器の損料
- 報告書作成の事務コスト
- 広告宣伝費
インスペクターとは、インスペクションをおこなう住宅診断士や住宅検査員のことです。
宅地建物取引業法が規定しているインスペクションの場合は、国の登録を受けた既存住宅状況調査技術者が調査をおこないます。
インスペクションは1時間~3時間ほどの時間がかかり、その分の人件費が発生します。
ちなみに、インスペクションの申し込みから料金の支払いまでは、2週間ほどかかるでしょう。
交通費は、インスペクターが現地まで来る際の出張費になります。
調査機器の損料とは、インスペクションをおこなう際の調査機器の使用料です。
目視のみで調査する場合はかからないこともありますが、オプションで高額な機械を使って調査した場合などは追加で費用が発生しますのでご留意ください。
インスペクションの調査結果は報告書で確認ができますが、紙代や郵送費などの報告書作成にかかる事務コストも費用に含まれます。
より詳細な報告書の作成を依頼した場合は、別途費用が5,000円~1万5,000円ほどかかるでしょう。
そのほか、インスペクション業者の広告宣伝費なども費用に含まれます。
インスペクションの費用は業者によっても異なりますので、相見積もりをして比較検討すると良いでしょう。
この記事も読まれています|周囲に気づかれずに不動産売却をしたい!おすすめの媒介契約や売却期間を解説
まとめ
インスペクションとは、中古住宅の取引をおこなう際に利用する住宅診断のことです。
不動産売却前に実施することで、買主が見つかりやすくなったり、物件を引き渡し後のトラブルを防いだりすることができますよ。
私たち「ブリスマイホーム」は堺市北区、堺市堺区、住吉区、堺市西区、堺市中区、堺市東区を中心に不動産売却の査定をおこなっています。
不動産売却を検討している方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
【ブリスマイホームにお任せください】
【関連記事はコチラ】
『不動産売却における契約不適合責任を解説!瑕疵担保責任との違いは?』