中古マンションを購入する際は、高層階と低層階のどちらが良いのか悩むかもしれません。
それぞれにメリットとデメリットがあるので、どちらも把握したうえで決断することがおすすめです。
今回は、中古マンションの購入をご検討中の方に向けて、高層階と低層階それぞれのメリットやデメリット、価格の違いを解説します。
\お気軽にご相談ください!/
弊社へのお問い合わせはこちら中古マンションの購入!高層階と低層階のメリット
マンションの高層階は一般的に「見晴らしが良い」などのプラスのイメージがあるので、購入を希望する方も多いのではないでしょうか。
たしかに高層階には多くのメリットがありますが、一方でデメリットもあります。
そして、低層階にもメリットとデメリットがあるので、中古マンションを購入する際はそれぞれを比較して、より良く感じられるほうを選ぶことがおすすめです。
高層階の中古マンションを購入するメリット
高層階を購入した場合に得られるおもなメリットは、以下の4つです。
●眺望が良い
●日当たりが良くて明るい
●視線や騒音が気になりにくい
●防犯面で安心感がある
高層階と聞くと、まず思い浮かぶのは眺望の良さでしょう。
自宅の窓から山や海、有名スポットやきれいな夜景などが見えると、満足感が高まるものです。
また、眺望が良い部屋は開放感があり、ゆったりとした気分で過ごせるでしょう。
周囲に日差しをさえぎる建物などがなく、日当たりが良好で部屋が明るいこともメリットです。
周囲に建物がないと、外からの視線が気になることもありません。
そして、地面から離れているので外部の騒音が届きにくく、部屋に侵入される心配も少ないでしょう。
ほかにも、「低層階に比べて虫が入り込む可能性が少ない」「人気が高いので売却しやすい」などのメリットが考えられます。
低層階の中古マンションを購入するメリット
中古マンションの低層階を購入すると、以下のようなメリットを得ることができます。
●価格が比較的安い
●部屋と外との行き来がしやすい
●高層階に比べて制約が少ない
マンションの低層階は、高層階よりも比較的安いことが多々あります。
そのため、高層階の部屋の価格が予算オーバーでも、同じマンションの低層階なら予算内で購入できる可能性があるでしょう。
また、低層階はエレベーターだけではなく階段も利用できるので、部屋と外との行き来がしやすいこともメリットです。
そして、高層階に比べて制約が少ないことも、低層階に住むと得られるメリットでしょう。
気兼ねなく窓を開けたりベランダに洗濯物を干したりしたい方には、低層階がおすすめです。
中古マンションの購入!高層階と低層階のデメリット
マンションの高層階と低層階には、それぞれメリットだけではなくデメリットもあります。
どちらを購入するか決める際に、メリットだけで判断すると後悔してしまうかもしれないので、デメリットもふまえて検討することが大切です。
高層階の中古マンションを購入するデメリット
中古マンションの高層階を購入する場合、以下のようなデメリットが生じる可能性があります。
●価格が比較的高い
●地上に降りるまでの時間がかかる
●エレベーターが使用不可になると移動が困難になる
●室内が暑くなりやすい
同じマンションでも、高層階は比較的価格が高い傾向にあります。
その理由には、魅力的なメリットが多くてステータスの高さを感じられるため、根強い人気があることが挙げられます。
また、高層階はエレベーターによる移動が基本になるので、地上へ降りるまでに時間がかかることもデメリットです。
とくに、朝の通勤・通学の時間帯などは、エレベーターがなかなか来なかったり混んでいて乗れなかったりする可能性があるでしょう。
もし、災害などによってエレベーターが使えなくなってしまうと、移動や避難が困難になることも考えられます。
さらに、高層階のメリットの1つである日当たりが良くて明るいことは、室内が暑くなりやすいデメリットにつながることに注意が必要です。
夏場はエアコンの稼働が増えて、電気代がかさんでしまうかもしれません。
ほかにも、安全のために窓が開けられない構造になっていたり、ベランダに洗濯物などを出せなかったりする可能性があります。
低層階の中古マンションを購入するデメリット
マンションの低層階の主なデメリットは、以下の4つです。
●眺望や日当たりが良くない可能性がある
●騒音を感じやすい
●プライバシーの確保に気を遣う
●防犯面において不安が生じる
階数や立地などにもよりますが、低層階は眺望や日当たりがあまり期待できないかもしれません。
また、地上に近くて外部の音が届きやすいので、道路の音などが気になることがあるでしょう。
同じ高さにほかの建物がある可能性が高く、プライバシーの確保に注意が必要になることもデメリットです。
そして、高層階よりも侵入経路を確保しやすいので、マンションのセキュリティによっては防犯面が心配になるかもしれません。
中古マンションの購入!高層階の価格が高くなる理由
一般的に、マンションは階数が上がるにつれて価格も上がる傾向にあります。
そのため、低層階よりも高層階の価格のほうが高い可能性があるでしょう。
高層階の中古マンション価格が高くなる理由
高層階の価格が高くなるおもな理由には、メリットが魅力的で人気が高く、需要が多いことが挙げられます。
また、高層階が別仕様になっているマンションもあり、その場合は価格の差が大きいと考えられます。
高層階と低層階でどのくらいの価格差が生じるかは一概には言えませんが、同じマンションでも数十万~数百万円の違いが生じることもあるでしょう。
ただ、階数による価格差は必ずしも生じるわけではなく、なかには価格にそれほど差がないマンションもあります。
探してみると予算に合うマンションが見つかるかもしれないので、高層階を希望する場合はいろいろな物件を調べてみましょう。
購入する中古マンションを決める際のポイントとは
購入する中古マンションを探すときは、階数だけではなく、マンションの立地や共用施設などにも目を向けてみましょう。
マンションの立地によっては、低層階でも眺望や日当たりが良い部屋や、騒音やプライバシーの確保が気にならない部屋があります。
そして、高層階でも低層階でも利用できる共用施設は同じです。
階数に関わらず、住人ならゲストルームや集会室を利用したり、コンシェルジュによるサービスを受けたりできます。
大規模マンションなどは、敷地内が緑化されていて環境が良いことや、低層階にスーパーマーケットやクリニックがあって利便性が高いことがあるでしょう。
また、マンションの価格は階数だけで決まるわけではありません。
先述のとおり、高層階は価格が高めなことが多いですが、低層階でも仕様によっては価格が高くなる可能性があります。
たとえば、各階の角部屋は窓が多くて明るく、需要や希少性があることなどから、同じ階にあるほかの部屋よりも価格が高めになるでしょう。
一般的にリーズナブルなことが多い1階でも、専用庭がある場合はほかの階とそれほど価格が変わらないかもしれません。
このように、中古マンションには多種多様な物件があるので、迷ってしまうことがあるでしょう。
数ある中古マンションのなかからご自身に合う物件を見つけるためには、以下の3つのポイントを押さえておくことが大切です。
●予算を決める
●譲れない条件を決める
●希望条件に順位を付ける
これらをしっかり決めると選択肢が自然に絞られて、満足のいく部屋を見つけやすくなるでしょう。
まとめ
中古マンションを購入する際は、低層階と高層階のメリットとデメリットを押さえておくと良いでしょう。
ただ、ご自身に合う物件を見つけるためには、階数だけではなく立地や共用施設などにも目を向けることが大切です。
予算や希望条件などを決めたうえで多くの物件を見学して、満足のいく部屋を見つけましょう。