マイホームを検討中の方のなかには、中古住宅を選択肢として考えている方もいらっしゃるでしょう。
中古住宅を購入する場合は値引きは可能なのか、また交渉しやすい物件などはあるのか、気になる方も多いと思います。
そこで今回は、中古住宅の値引き交渉のタイミングや注意点、値引きしやすい住宅の特徴などをご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
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中古住宅は値引きできる?
中古住宅の値引き交渉は一般的におこなわれています。
かといって、自分勝手な交渉は印象が悪く、売主から売り控えされてしまう危険もあります。
値引きを成功させるには、ポイントを抑えた交渉が必要です。
ここではポイントとなる相場と交渉のタイミングについて見ていきます。
値引きの相場は?
不動産の売り出し価格は、築年数からみた不動産評価と、立地などの周辺環境から適正価格を割り出したうえで決めています。
周辺の似たような物件の取引事例をもとに、だいたい3か月ほどで売却先が決まりそうな価格を売り出し価格に設定するのが一般的です。
このように、周辺の相場から適正価格を割り出して決めているので、大幅な値引きは期待できないと思っておいた方が良いでしょう。
相場としては、数%の端数切り程度から、最大でも15%ほどが値引き相場と言えます。
売り出してから間もない時期に大幅な値下げに応じてくれる売主は少ないため、数%の端数切りが妥当と言って良いでしょう。
2980万円なら2900万円という切りの良い価格まで、値下げに応じてくれることは珍しくありません。
とくに早く売却してしまいたい売主の場合は、多少の利益が減っても早期売却を優先して、値下げに応じてくれることが多いです。
売り出し期間が長くなり、価格を安くしても売却したいというタイミングであれば、最大で15%ほどの値引きが成功する場合もあります。
交渉が成功しやすいタイミングは?
売り出してから、ある程度期間が経っている物件であれば、交渉のチャンスです。
目安としては3か月以上経っている物件は、売主としても売れ残りの不安が出てくる頃であり、交渉しやすいと言えます。
さらに他に物件の購入検討者がいない状況だと、なお良いタイミングでしょう。
買主側の状況としては、ローンの審査が通った後のほうが、本気度が見えて値引きに繋がりやすいです。
注意してほしいのは、契約直前のタイミングで値下げを申し出るのはマナー違反であり、値下げによって契約解除といった駆け引きはできないということです。
タイミングとしては、申し込みの段階から希望の金額を提示し、その金額であれば購入したい意思を示すようにしましょう。
また、値下げしてほしい理由も売主が受け入れやすいものにすることが大切です。
とても気に入っているが少し予算を上回ってしまっている、他にも検討中の物件があるが価格が下がればこちらに決めたい、など売主に響く理由を添えましょう。
そこまで言うなら値下げしたいと思われるような理由があるのがベストです。
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値引き交渉が成立しやすい中古住宅の特徴
どの住宅でも等しく値引きが可能というわけではなく、交渉が成立しやすい条件があります。
ここではその交渉しやすい中古住宅の特徴をご紹介します。
築年数が経過している
中古住宅の築年数は交渉するきっかけになりやすいです。
住宅の価値は築年数が経つにつれて徐々に減少していきます。
まずは交渉したい物件の価格が築年数に見合ったものなのか、検証してみるのが良いでしょう。
似たような住宅の価格と築年数を調べることで、築年数に対しての住宅の相場を確認できます。
築年数に対しての価格が相場と比べて高ければ、交渉を進めやすいです。
ただしその際、相場より高いことを前面に出すのではなく、気に入っているが手が出ないといった、物件への思い入れを強調したほうが売主に響いて交渉しやすいでしょう。
長期間売り出されている
物件が長期間売り出されている場合、購入希望者が見つからず、売れ残っている可能性があります。
売主も価格を変えずにずっと売れない場合は、値下げを考えるでしょう。
不動産会社としても、売れない期間が長くなると他の会社に乗り換えられてしまう不安も出てくるので、値下げしての再販を提案することもあります。
この場合、内覧時に不動産会社と良い関係を築ければ、交渉をスムーズに進めやすいです。
値引き交渉は売主と直接ではなく不動産会社を通しておこなうのが一般的です。
内覧時に不動産会社の担当者とコミュニケーションをとり、売り出してからどれくらいか、他に検討者はいるのか、など可能であれば情報を引き出しましょう。
早く手放したい売主であれば、値下げ交渉が成立しやすいです。
周辺相場より高い
物件が周辺の中古住宅と比較して高い価格設定になっている場合、相場より高いことを理由に交渉することも可能です。
まずは周辺地域の住宅相場を確認し、購入したい住宅の価格が適正なのか確認してみましょう。
その地域における相場を調べたい場合に、利用できるのが国土交通省が運営している「不動産取引価格情報検索」です。
地域を絞って住宅の延べ床面積や築年数、実際に取引された価格を調べることができるので、類似した物件の相場を見極められます。
理由があって高めの価格にしていることもあるので値引きできるとは限りませんが、根拠となる特定の類似物件を提示できれば、交渉しやすくなるでしょう。
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中古住宅の値引き交渉の注意点
値引き交渉は一般的ですが、交渉の仕方を間違うと実際にほしかった物件も取引してもらえなくなる可能性があります。
交渉をするにあたって注意すべき点をご紹介します。
売主との信頼関係を大事にする
交渉において、誠実な態度で売主と話し合うことは重要です。
自分の都合ばかり優先させる身勝手な交渉は避けてください。
大幅な値下げの要求をすれば、売主から取引を拒否されてしまう可能性もあります。
少しでも安く購入したい気持ちはわかりますが、売主の気持ちも尊重し、お互いが納得いく形で交渉を進めるようにしましょう。
交渉の際に物件の欠点ばかりを挙げ、値下げの根拠にするのは良くありません。
あくまで物件に好印象を持っていることを示し、そのうえで予算的に厳しいなど、値下げを希望する理由を伝えるようにしましょう。
住宅ローン控除が利用できるか確認する
中古住宅の購入に関しても、条件を満たせば住宅ローン控除を受けることが可能です。
住宅ローン控除を利用すれば、ローンの年末残高の0.7%にあたる額を所得税や住民税から差し引いてもらえます。
いくつかある適応条件をすべて満たす必要がありますが、2022年の法改正により、従来より控除を受けられる中古住宅の幅が広がりました。
仲介をする不動産会社に、住宅ローン控除を受けられる住宅かどうか、まずは確認してみましょう。
対象外だった場合には、ローン控除を受けられないことを理由に、値引き交渉できる可能性があります。
注意点としては、控除には住宅に関する要件だけでなく、購入者に関する項目もあることです。
たとえば、控除を受ける年の合計所得が3000万円以上である場合、ローン控除は受けられません。
住宅取得者に関する項目に自身が当てはまっているか、よく確認する必要があります。
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まとめ
中古住宅の値引きは一般的であり、数%の端数切りから最大15%ほどの値下げが相場と言えます。
築年数が経過している物件や、長期間売り出されている物件は値下げ交渉が成立しやすいです。
交渉の際は、売主の都合も考慮して、誠実な態度で売主と信頼関係を築くことが大切です。
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