建売住宅は、そのまま暮らせるような状態で販売されているイメージがあるようですが、そうとは限りません。
必要最低限の設備しか整備されていない場合が一般的で、追加の工事が必要になります。
この記事では、建売住宅に必須のオプションやおすすめしたい設備などをご説明するので、購入を考えている方はお役立てください。
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建売住宅に必須のオプション
建売住宅は完成済みの住宅を土地と一緒に販売している一戸建て住宅で、間取りなどは大枠で決められていますが、壁紙などの内装はいくつかの候補から選択できます。
必要最低限の設備しか設置していないため、何もオプションをつけずに入居するのは難しいでしょう。
引き渡し後に工事をおこなうと割高になる場合もあるので、必須と考えられるものは契約時に頼んでおくのが得策です。
網戸
網戸は、窓に当然のように設置されていると思われがちですが、標準設備には含まれていないのが一般的です。
網戸がなければ虫が入るので窓を開けられず、困ってしまうでしょう。
通気性に優れたものや、小さな虫の侵入も防げるもの、花粉をカットできるものなど種類が多く、相場は1枚あたり4,000円から1万円程になります。
室内干し
物干しスタンドを購入するのでも構いませんが、快適に室内干しができるよう最初から設置しておくと良いでしょう。
使わないときには折りたためるタイプもあり、相場は2~4万円程です。
カーテンレール
カーテンレールは、使用するカーテンによって適した製品が違うので意外に感じるかもしれませんが標準装備されていません。
カーテンレールを選ぶ前に必ずカーテンを選び、カーテンレールも一緒に依頼すると良いでしょう。
種類は豊富で、相場は1枚の窓に対し5,000~8,000円程になります。
表札
ホームセンターなどで簡単に作成できるほか、最近ではネットショップでの注文も可能のようです。
ステンレスや石など材質により価格が異なり相場は2~4万円程で、数多くのデザインの中から好きなタイプを選んでください。
照明
照明は、部屋のインテリアにもなる大切なものであり、好みのタイプは人それぞれと言えます。
このため、建売住宅では風呂やトイレ以外の居室には照明が付いていないのが一般的です。
これまでの住宅で使用していたものを移設するパターンもあるでしょう。
家具店や家電量販店などで新しいものを選ぶ場合には、シャンデリアなど高価なものでなければ1つあたり5,000円から2万円程で購入できるでしょう。
テレビアンテナ
地デジのほかBS対応のものもあるなど、入居者が必要とするタイプが分かれるため、通常は標準装備されていません。
高所作業が必要になり危険なので、5~10万円程がかかりますが依頼するようにしましょう。
エアコン
近年の気候を考えると、とくに夏場にエアコンがない生活は考えにくいでしょう。
1年前のモデルでも構わなければ型落ちして安くなる場合があり、それでも最新型とほとんど機能は変わりません。
エアコン本体の値段は3~20万円程で、1~3万円程の工事費もかかります。
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建売住宅におすすめしたいオプション
注文住宅を購入された方から、設置しておいて良かったと聞くケースが多いオプションがあります。
すべてをつけると利便性が高まるかもしれませんが、費用もかかるので、採用する際には十分に検討してください。
温水洗浄便座
トイレの便座は、おそらく温水洗浄便座ではありません。
温水洗浄できるだけではなく、脱臭や乾燥の機能がついていて、楽に掃除できるタイプもあります。
標準仕様のものから変更するための費用は2万円程になるでしょう。
壁紙のグレードアップ
トイレや洗面所などの壁紙を防水仕様のものに変更すると、濡れるのを心配しなくて済むとともに汚れを拭き取るのが楽なので、快適に生活できるでしょう。
建売住宅の壁紙は白をベースにしている場合が多いですが、アクセントクロスを使用して部屋をおしゃれにするのをおすすめします。
壁の面積によって価格に違いが出ますが、1㎡あたり750円から1,500円程です。
床暖房
床暖房は、足元から部屋全体を暖められ冬場を快適に過ごせる設備です。
設置した方からは、冬場でも裸足で過ごしていると聞いています。
エアコンのように温風が発生しないため空気の乾燥を防ぎ、ホコリが舞い上がりにくい点も床暖房のメリットです。
電気式と温水式のほか、床を張り替えるか直貼りするかによって費用が大きく異なり、15畳程で60~250万円程が必要になります。
食器洗い乾燥機
食器洗い乾燥機はあとでキッチンに設置するタイプもありますが、スペースを取り見た目も悪くなるので最初の工事において設置したほうが良いでしょう。
後片付けを時短できるだけではなく、手洗いよりも節水になり布巾で拭くよりも衛生的です。
費用の目安は10~20万円程になり高額ですが、きっと奥様に喜んでもらえるのでおすすめします。
電子錠システム
電子錠システムとは、専用のリモコンなどで玄関ドアの鍵を開閉できるシステムで、標準仕様の鍵よりも防犯性が高く、手がふさがっていても開閉でき便利です。
指紋認証やスマートフォンのアプリと連動して開閉するタイプもあり、ディンプルキーから変更する場合は5万円前後、玄関ドアを変更するケースは9万円前後がかかります。
タッチレス水栓
水栓に触れずに水を出したり止めたりでき、調理中に手が汚れているときや両手で鍋を持っている場合でも簡単に水を出せるので、とくに女性から高い人気を得ています。
雑菌に触れる機会が減るので衛生面のメリットもある設備で、相場は7万円程です。
吊戸棚
キッチンやトイレに吊戸棚を取り付けるとスペースを有効活用でき便利で、費用は2~3万円程になります。
簡易な工事が発生するので、後から工事するよりは最初に設置するほうが良いでしょう。
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建売住宅のオプションは値引き交渉可能
ここまでご説明したもののほかにも、窓のシャッターや防犯フイルム、面格子、IHクッキングヒーター、フロアコーティングなども暮らしやすくするアイテムです。
また、外壁のグレードアップやソーラーシステムなども考えられ、数えると限りがありません。
費用がかかるので採用する設備を種差選択する必要があり、できれば値引きしてもらって少しでも設備を充実させたいところです。
値引きの相場
値引き交渉をおこなう場合には、半額など大幅な要求をして心象を悪くしないようにするのがポイントです。
関係性が悪くなると大切な工事が丁寧におこなわれなくなる可能性があるので、強気過ぎる交渉には注意しましょう。
交渉は見積もり額の2~3割程度の範囲内に抑え、できれば値引きしてもらいたいと低姿勢でおこなってみましょう。
設置するオプションが多い場合には、交渉に応じてくれるケースが多いようです。
タイミング
交渉のタイミングは、見積もりが定まった時点が良いでしょう。
見積もり後になると、担当者はどの程度の利益になるのかを把握していて、値引きができる金額を判断しやすいはずです。
また、必ず設置するものと、交渉の結果によって採用するかもしれないものを区分してリスト化しておいてください。
後から何度も要求を追加すると、担当者からの心象が悪くなりかねません。
交渉をスムーズにおこなえるよう、一度で要求を伝えるためにリスト化しておくのがポイントです。
住宅ローン
建売住宅のオプションは設置する内容によって費用が大きく変わりますが、費用は住宅ローンに含めるのが可能です。
追加工事の場合には住宅ローンの対象にはできないので、できるだけ最初にオプション対応すると良いでしょう。
なお、オプション費用をくわえて住宅ローンを組むと、結果として住宅ローン減税の恩恵も受けられます。
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まとめ
建売住宅には必要最低限の設備しか整備されていないため、必須になるオプションや、あると便利な設備を選択したうえで一括発注するのが一般的です。
整備するだけ費用がかかってしまうので、家族と十分に相談して、身の丈にあった範囲になるよう注意してください。
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