川沿いの近くにある家は、自然災害の被害を受けやすいという理由で、売却しづらいと耳にしたことがある方も多いでしょう。
ただ、デメリットや注意しておきたいことを事前に把握することで、適切な対策ができます。
そこで今回は、川沿いの家をスムーズに売却する方法、メリット・デメリットなどをご紹介します。
川沿いの家の売却を検討している方は、ぜひこの記事を最後まで読んで参考にしてみてください。
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川沿いの家をスムーズに売却する方法
川沿いの家でもスムーズに売り出すことが可能なので安心してください。
この章では、ホームインスペクション・地盤調査・更地にするの3つの方法をご紹介します。
ホームインスペクションを依頼する
ホームインスペクションとは、専門家が売却する家の状態を調査するサービスのことです。
住宅診断と呼ばれることもあるので覚えておくと良いでしょう。
どのようなところを調査するかといいますと、売却する家にある瑕疵を細かくチェックしてくれます。
目に見えない瑕疵や、自分で確認することができない瑕疵を、専門家によって明確にすることができます。
川沿いの家が売れない理由の一つとして、将来の家の状態がわからず不安という声も多いです。
買主のそのような不安を解消するために、ホームインスペクションを利用します。
ホームインスペクションを依頼したあとに、家の不具合箇所の修繕をおこなうと買主の不安も払拭することができるでしょう。
地盤調査をおこなう
地盤調査をおこなうと、家の強度を把握することができます。
家の地盤の強度が低いと、自然災害が起きた際に、建物が倒壊したり、二次被害のリスクも高まります。
買主は、このようなリスクを想定し、なかなか購入に至ることができません。
しかし、売却前に地盤調査をおこない、改良するべき個所を工事することで、問題なくスムーズに売却することができるでしょう。
また、地盤調査を依頼した業者の方から、専門的で、適切なアドバイスを頂くことができます。
地盤調査の費用相場は、5万円~10万円程度ですが、事前に依頼する業者へ連絡して費用を把握すると、予算の計画が立てやすいです。
更地にする
思い切って更地にして売却するのも効果的です。
更地にすることで、建物のマイナスの部分がすべて無くなるのでスムーズに売却することができます。
特に、築年数が古く、設備や外観に不具合が多い場合は更地にするのがおすすめです。
解体費の相場費用は、敷地の広さや、建物の大きさによって異なりますが、数十万円~数百万円程度です。
駐車場の利用や、新しく建物を建築する買主にとっては、解体費のコストを抑えることができ、川沿いの不動産でも魅力を感じるでしょう。
また、更地にすることで、売却価格が大幅に下がることはないです。
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川沿いの家のメリット・デメリット
川治の家の良いところも、悪いところも把握しておくことで、売却時の参考になるでしょう。
また、デメリットを売却前に対策することで、買主も見つかりやすくなります。
川沿いの家のメリット
まずメリット1つ目は、風通しが良い点です。
家の近くに川があることで、暑い夏場でも風を感じることができ、冬場も風を適度に取り入れ、室内の空気を入れ替えることができます。
風通しが良いと気軽に換気をすることができるので、室内の空気を綺麗に保つことができるでしょう。
また、道路沿いにある家とは違い、排気ガスを取り込む心配もないので安心です。
メリット2つ目は、自然を近くに感じることができる点です。
家の近くに川があるということは、都心とは適度に離れており、いつでも自然と触れ合うことができます。
自然は、疲れた心と体をリフレッシュさせてくれる効果があるため、ゆったりとした日々を過ごすことができるでしょう。
さらに、景観も良いので、生活をする中で毎日綺麗な景色を眺めることができます。
家から朝日が見えたり、夕日が見えたり、と考えただけでワクワクしますよね。
川沿いの家のデメリット
デメリット1つ目は、自然災害の被害を受けるリスクが高い点です。
たとえば、津波や洪水が起これば、川沿いの家はすぐに被害を受けるでしょう。
特に、台風や大雨の影響で氾濫被害や、土砂被害を受けることが多いので注意が必要です。
また、川沿いの家は地盤が緩いので、地震が起きた際に家がすぐに傾く可能性が高いです。
自然災害は、誰にも防ぐことができず、いつ災害が起こるかもわからないので、事前に対策することが大切です。
エリアの避難場所や、避難経路が記載された、ハザードマップを常備しておくと良いでしょう。
デメリット2つ目は、虫が発生しやすい点です。
川沿いには、草木が生い茂っているケースが多く、そこに害虫が発生します。
その害虫が、家の中に侵入してきたり、家自体に被害を及ぼすリスクもあります。
また、水が多い川沿いの家は、蚊が多く発生するので、事前に防虫対策をするようにしましょう。
蚊の種類によっては、身体に影響を与える可能性もあるので危険です。
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川沿いの家が浸水被害を受けた場合の影響
売却前に、家に被害を受けると、売却活動にどのような影響をもたらすのでしょうか。
また、買主が見つかっても、家の引渡しまでの間で被害を受けるとどうなるのか不安ですよね。
自然災害はいつ起こるかわからないので、先にこの記事を読んで対策をしましょう。
瑕疵物件になる
家を売り出す前に、自然災害を受け瑕疵ができてしまうと、瑕疵物件となってしまいます。
瑕疵物件とは、訳あり物件と呼ばれることが多く、主に4つの種類があります。
まず1つ目が物理的瑕疵物件、2つ目が法的瑕疵物件、3つ目が環境的瑕疵物件、4つ目が心理的瑕疵物件です。
瑕疵ができた原因によって種類が区別され、自然災害で瑕疵ができた場合は、物理的瑕疵物件とされます。
瑕疵物件と判断されてしまうと、売却価格は必然的に下がってしまい、浸水した家の相場価格は、2割~3割程度安くなるでしょう。
しかし、エリアによってはあまり影響を受けないケースもあります。
たとえば、交通の利便性が良かったり、家の周辺の設備が充実していると、需要が高いため、売却価格はほとんど下がらないです。
このように、川沿いの家が浸水被害を受けた場合でも、状況や立地によって売却価格は変動します。
売買契約が解除される
買主が見つかり、一安心したときに災害の被害を受けるとどうなるのでしょうか。
引渡しをおこなう前に災害を受けてしまうと、買主は、売買契約を解除する権利があるので、購入が取り消しになる可能性があります。
売主や買主の責任ではない理由で履行が不能の場合は、買主が前置なしで契約解除することが、民法によって許されています。
また、契約時に買主が支払ったお金は返金する義務があるので注意しましょう。
こう見ると、売主のリスクが大きく見えますが、買主と事前に話し合い、お互いの負担を割り振ることができます。
民法に定まっていなくでも、当事者同士の合意を得た特約は、認められるのでしっかり話し合いをおこなうのがおすすめです。
また、負担の割合を決めることで、費用に関するトラブルを避けることができます。
売却前に、話し合いを妥協してしまうと、災害を受けた際に、売買契約が解除されるだけではなく、修繕費も売主が負担することになるので気を付けましょう。
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まとめ
川治の家をスムーズに売却するには、ホームインスペクションや、地盤調査を依頼したり、更地にするのがおすすめです。
川沿いの家のメリットは、風通しがよく、自然が多くある点で、デメリットは、地盤が緩く、害虫がよく発生する点なので、事前に地盤調査をおこなったり、防虫対策をしましょう。
もし、売買契約を結託したあとに、災害を受けてしまうと、買主から契約解除される可能性があります。
このようなことを避けるために、買主と責任の負担を分担すると良いです。
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