相続した親の家や古い自宅など、空き家をそのまま放置している方は少なくありません。
空き家を所有していると維持管理費がかかったり、害虫や犯罪の被害を受けるリスクが高まったりするため、気を付けなければなりません。
時間や手間をかけずに空き家を手放したい方には買取がおすすめです。
空き家の買取のメリットとデメリット、買取の流れについてご紹介します。
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空き家買取のメリットについて
空き家買取のメリットについて、仲介で売却する場合と比較しながら見ていきましょう。
買取のメリット①空き家を早く手放せる
空き家買取の最大のメリットは、売却までの早さです。
不動産会社に仲介を依頼する方法だと時間がかかり、早くても半年ほどは要するでしょう。
物件の宣伝活動、買い手からの問い合わせ、内見対応などの時間がかかり、物件の条件が合う方が見つからない限り売却は成立しません。
問い合わせや内見の対応をおこなっても、買い手と売り手の条件が合わなければ成約には至らず、また購入希望者を探さなければなりません。
立地や築年数などの条件が良くないと、売却活動は1年以上に及ぶ場合もあるでしょう。
売却を始めてもいつ完了するかわかない点も仲介のデメリットです。
一方買取の場合は売却相手が不動産会社なので、最短で3日〜1週間で手続きが完了し、空き家を現金化できます。
買取依頼から決済まで長くても1か月ほどで、売却スケジュールが立てやすいところがメリットだと言えるでしょう。
手間が最小限で早く手続きができるため、空き家が遠方にある場合も買取は向いています。
仲介で売却する場合は、手続きや内見の立ち会いなどで居住地と空き家を行き来しなければならず、ストレスが多いでしょう。
往復の交通費も軽視できないため、遠方に空き家がある場合は早く手放せる買取はメリットが大きいでしょう。
買取のメリット②取り壊しが不要
空き家の買取のメリットは、家を取り壊さなくても売却できるところです。
仲介で売却する際、築年数が経過している空き家は、立地が良くても家がマイナスの要因となって売れないケースがあります。
そのため、売却前に取り壊しをおこなうことは少なくありません。
よほど魅力的な立地であれば買い手が取り壊し費用を負担するケースもあるかもしれませんが、一般的に取り壊し費用は売主が負担します。
売却前に初期費用として多額の資金が必要になることは売り手にとって覚悟が必要です。
なぜなら高額の資金を投資して取り壊しをおこなっても買い手が見つかる保証はなく、費用が回収できるかはわかりません。
買取の場合は売却相手が不動産会社であり資金力があるため、取り壊しが必要と判断すれば購入後に自らおこなって売却しやすい形に整備します。
買取のメリットは売却の事前投資が不要で、費用負担がないところです。
買取業者は空き家を売却するノウハウや経験があるため、効果的に土地を活用できるでしょう。
買取のメリット③家具を処分しなくても良い
買取をおこなう不動産会社によっては、空き家に家具や生活用品を置いた状態で引き取ってもらえる場合があります。
仲介で売却する場合、残置物はトラブルの原因になるため、物件内に私物は残さないことが基本です。
相続した物件や長年放置された空き家など、ご自身の所有物ではないものが家の中に溢れていてお困りの方もいるでしょう。
家具の処分は粗大ゴミの手続きや移動の手間がかかり、専門の業者に依頼するにも費用がかかります。
そのため空き家に家具が多く残っている場合は、家具付きで買取をおこなっている業者に依頼すると手間が省けておすすめです。
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空き家買取のデメリットについて
空き家の処分にお困りの方に買取はメリットが多くおすすめですが、実際におこなう場合はデメリットについても理解しておきましょう。
買取のデメリット①市場相場より取引価格が安い
空き家を買取するときに留意すべきデメリットは、市場相場より取引価格が安いところです。
買取は不動産会社が空き家を買い上げ、第三者に売却できるように整えてから市場に出す仕組みです。
売却価格と買取価格の差額が不動産会社の収益となるため、買取価格は市場相場より安くなることを認識しておきましょう。
買取の場合、市場価格の70〜80%くらいに落ちることが一般的です。
たとえば市場相場が4,000万円ほどの物件の場合、2,800〜3,200万円程度を予測しておきましょう。
ただし、大規模な改築や修繕、取り壊しが必要な場合は、さらに価格が落ちる可能性があります。
しかし買取業者はこれまでさまざまな物件を売却しているので、傾向と対策を心得ています。
「住宅地にあるので駐車場に向いている」「隣地が買い取ってくれるかもしれない」など、土地に合った魅力的な活用方法を見出してくれるでしょう。
所有者にとってメリットがないと感じる空き家だとしても、相談してみると良いでしょう。
買取のデメリット②買い取ってもらえない可能性がある
買取のデメリットは、すべての空き家が買い取ってもらえるわけではないというところです。
買取業者が買取を断る物件の特徴は、土地の価値が低く、建物の取り壊しが必要な空き家です。
初期費用を投資して取り壊しをおこなっても、解体費用が土地の売却価格を上回ると利益は見込めません。
買取業者は土地の売却価格が解体費用を上回るかを査定して、買取をおこなうかどうかを判断していることを覚えておきましょう。
とくに郊外や地方にある空き家は資産価値が低く、買取を断られるケースがあります。
しかし土地価格の査定はさまざまな要因によって算出されるため、ご自身で買取してもらえないだろうと判断する必要はありません。
まずは相談し、買い取ってもらえるかどうか確認してみましょう。
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空き家買取の流れについて
空き家の買取をお考えの方は、買取の流れを事前に理解しておきましょう。
時系列に沿ってご紹介します。
買取の流れ①買取業者への問い合わせ
買取をご希望の方は、買取をおこなっている不動産会社を調べ、問い合わせをおこないましょう。
買取をおこなえるかどうかや取引価格など具体的な話を詰めていくために、双方の希望を考慮して査定を実施する日時を決定します。
買取の流れ②査定
担当者が実際に物件を訪れて、空き家の状況や周辺の環境を確認し、査定をおこないます。
所有者が立ち会いを希望しない場合は、立ち会いなしで査定をおこなえるかどうかを確認しましょう。
現地調査は30分〜1時間ほど、査定を実施してから金額が確定するまでが3日〜1週間ほどかかります。
買取の流れ③条件のすり合わせ
査定金額をもとに、買取業者と売主の条件を話し合います。
買取金額以外にも、家具の引き取りの有無や具体的なスケジュールなど、重要な要点を確認しましょう。
その後、契約に向けて揃えておかなくてはならない書類の説明もおこないます。
買取の流れ④売買契約の締結
買取業者と売主が条件に納得したら、売買契約の締結に進みましょう。
契約書に記載された契約内容を確認し、署名と捺印をおこないます。
契約時には、印鑑証明書や住民票、収入印紙など、用意すべき書類があるので、お早めに手配しましょう。
買取の流れ⑤決済と引き渡し
契約手続きが完了したら買取業者に空き家を引き渡し、同時に買取金額を受け取る流れになります。
受け取り方法は基本的に現金決済か口座振込です。
買取業者と相談し、ご希望の方法で金額を受け取りましょう。
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まとめ
空き家の所有はリスクがあるため、お早めに売却することが賢明です。
時間や手間をかけたくない方は、買取を利用してみてはいかがでしょうか。
市場相場より安くなるデメリットはありますが、売主の負担なく早く手放せるのでストレスが少ないでしょう。
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