マイホームや投資目的でマンションの購入を検討しているが、どのようなマンションを購入しようか迷っている方も多いでしょう。
マンションのなかでも大規模マンションは人気の物件であり、共有設備が充実していたり資産価値が下がりにくかったりといった多くのメリットがあるのが魅力です。
そこで今回は、マンションの購入を検討中の方向けに、大規模マンションとはどのような物件であるのかに加えて、住むメリットとデメリットについてご紹介していきます。
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マンション購入における「大規模マンション」とは?
どのようなマンションが大規模マンションと呼ばれているのでしょうか。
しかし実際には、大規模マンションの定義は定められていません。
大規模マンションと呼ばれている物件について、以下にご紹介します。
大規模マンションとは?
一般的に大規模マンションとは、総戸数が100戸以上あるマンションを指します。
しかし、法律や条例などによって、明確な定義が決まっているわけではありません。
100戸以上あるマンションを大規模マンションと呼ぶのに対して、50〜100戸は「中規模マンション」、40戸未満は「小規模マンション」とよばれています。
大規模マンションは、交通利便性に優れた場所であったり広大な敷地面積を要したりするため、大手建設業者と不動産会社の協力によって、建設と分譲を進めていくのが一般的です。
大規模マンションは2種類ある
大規模マンションには「タワー型」と「多棟型」の2種類あります。
まず、タワー型とは、20階以上の階数を有する超高層マンションです。
タワー型は、都心部や駅近に建てられることがほとんどであり、単身者から家族層までの幅広い層をターゲットとしています。
タワーマンションともよばれ、近年人気があるマンションです。
このようなタワー型マンションが建てられた時代背景には、バブル崩壊後の日本は、郊外から都心部へと人が戻り、都内の住居の需要が高まったことがあります。
そのため、限られた土地において、縦方向に展開されたタワーマンションが必然的に必要だったのです。
次に多棟型とは、広々とした敷地内に、複数の棟が立ち並ぶマンションです。
広大な土地が確保できる郊外や、駅から離れた閑静なエリアに建てられていることがほとんどであり、おもに家族層をターゲットとしています。
マンションの敷地内には、公園や託児所などの子育て世帯が住みやすい施設が入っている場合もあるのが魅力です。
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大規模マンションを購入するメリット
大規模マンションを購入すると以下のようなメリットがあります。
●共用施設が充実している
●管理費が割安となる
●資産価値が下がりにくい
これらのメリットについて、以下にご紹介していきます。
共用施設が充実している
大規模マンションだと、住民だけが利用できる権利を持つ共用施設が充実しているのがメリットです。
タワー型に多い共用施設には、パーティールームやキッズルーム、展望台などが挙げられます。
共用施設を利用すると、マンションの住民同士でコミュニケーションが図れたり、友人や親戚を招待して食事会を開催したりできるのが魅力です。
また多棟型には、先述のように緑豊かな公園や託児所のほかにも、スーパーマーケットや郵便局などの商業施設が入っている場合もあります。
大規模マンションの敷地内において、小さなお子さんが遊べたり日常のお買い物が完結できたりするため、生活利便性に優れているといえます。
管理費が割安となる
大規模マンションは、通常のマンションに比べて入居者が多いため、管理費や修繕積立金が割安になるのもメリットの一つです。
管理費とは、共用部分を維持するために必要な運営費や人件費、光熱費を指します。
修繕積立金とは、建物を維持するために必要な外壁塗装費や設備交換費を指します。
大規模マンションを良好な状態で維持するためにも、管理費や修繕積立金を毎月支払わなければなりません。
これら費用が割安になるのは、家計の負担も減らすことができるといえるでしょう。
なお、大規模マンションといえども、共用施設が充実している理由から、管理費や修繕積立金が通常のマンションより割高になっている場合もあるため注意してください。
資産価値が下がりにくい
大規模マンションは、資産価値が下がりにくいのもメリットです。
タワー型だと、都心部や駅近の好立地に建てられている場合が多いため、多くの需要が見込めるからです。
とくに近年は、タワー型マンションの価値が上がっている傾向にあります。
一方で郊外に建てられることが多い多棟型においても、マンションの建設とともに周辺の開発が進むため、結果的に需要が高まる傾向にあります。
したがって、大規模マンションは購入時よりも高い価格で売却できる可能性が高いといえるでしょう。
投資目的での購入の場合においても、メリットが多いのが大規模マンションの魅力です。
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大規模マンションを購入するデメリット
大規模マンションには多くのメリットがある一方で、以下のようなデメリットもあります。
●外出に時間がかかる
●関係が希薄になりやすい
●意見がまとまらない
これらのデメリットについて、以下にご紹介します。
外出に時間がかかる
大規模マンションだと、駐車場までが遠かったり、エレベーターが混雑していたりすると、外出に時間がかかってしまうのがデメリットです。
玄関を出てから長い共用廊下を通り、エレベーターを利用しなくてはなりません。
とくに、通勤・通学ラッシュの時間帯は、なかなかエレベーターが辿り着かない上に、最寄り駅にはマンションの多くの住民が集まり混雑する可能性もあります。
時間に余裕を持って、朝は早めに出発しましょう。
また、郊外建てられた多棟型だと、最寄り駅から遠いために車が必要とされる場合があります。
駅を頻繁に利用する場合は、駅近や都心部にあるタワー型を検討しましょう。
関係が希薄になりやすい
大規模マンションは、多くの住民がいるため、かえって関係が希薄になりやすいのもデメリットの一つです。
遠方から引っ越ししてきたケースも多く、地域行事に積極的に参加しない人も多い傾向にあります。
中小規模のマンションに比べて、周辺住民の顔も覚えにくいでしょう。
したがって、大規模マンションの敷地内に不審者がいたとしても、気づきにくい可能性も高いのです。
地域住民の方とは挨拶をしっかりと交わし、地域の行事には積極的に参加すると良いでしょう。
意見がまとまらない
大規模マンションは、住民の数が多いため、代表者が集まる管理組合での意見がまとまりにくいのもデメリットです。
マンションでは住民が快適に過ごせるように、維持や修繕に関することのほかにも、設備の導入や共用部でのルールなどを、住民同士で決めていかなければなりません。
このような話し合いは、マンションの代表者たちが集まる理事会によって進められています。
しかし、大規模マンションのように人数が多ければ多いほど、人の意見をまとめるのは難しいと予想できます。
住民の意見を汲み取り、リーダーシップを取れる人が必要とされるでしょう。
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まとめ
大規模マンションに明確な定義は定まっていませんが、一般的に全個数が100戸以上あるマンションを指し、タワー型と多棟型があります。
共用施設が充実していたり資産価値が下がりにくかったりするのが、大規模マンションのメリットです。
一方で、外出に時間がかかったり、住民同士の関係が希薄になりやすいなどがデメリットです。
メリットだけでなくデメリットも考慮して大規模マンションの購入を検討しましょう。
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