「つなぎ融資」という言葉を耳にしたことがありませんか?
これは住み替え時、現在の家を売却するまでの間の資金不足を解消するため、一時的に借りる資金です。
この記事では、つなぎ融資とはなにかだけではなく、つなぎ融資が必要となるケースや、メリット・デメリットも詳しく解説しています。
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
堺市の売買一戸建て一覧へ進む
住み替えのつなぎ融資とは
つなぎ融資とは、家を購入してから融資を受けるまでの間を、その名の通り「つなぐ」、短期の融資です。
住み替えの方法には、新しい家を買ってから現在の家を売る「売り先行」と、現在の家を売ってから新しい家を買う「買い先行」がありますが、つなぎ融資は買い先行の場合に役立ちます。
なぜなら、買い先行では現在の家を売却する前に、新しい家を購入する必要があるため、資金が必要となるからです。
つなぎ融資の特徴①:元金の一括返済
つなぎ融資とは、本来の融資を受ける前に必要な支払いをカバーするため、一時的に借りる資金です。
融資が下りる前に支払いが必要になる場合、つなぎ融資を利用することで先行して支払いをおこない、融資後につなぎ融資を一括返済することになります。
この方法により、必要な支払いをおこなうことができ、スムーズに住み替えを進められます。
つなぎ融資の特徴②:融資期間が短い
つなぎ融資の特徴の一つは、融資期間が短いことです。
数か月から1年以内という短期間での融資が一般的です。
融資期間が短いほど、利息の支払い額が抑えられるため、必要最短期間で借りることを勧められます。
しかし、金融機関によっては返済期間の延長をしてくれる場合もありますので、利用を検討する際にはその点も確認しましょう。
つなぎ融資の特徴③:一般的な住宅ローンよりも高金利
住み替えのつなぎ融資は、担保がないため一般的な住宅ローンよりも金利が高い傾向があります。
通常の住宅ローンの金利が0.3?1.0%であるのに対して、つなぎ融資の金利は2?4%程度です。
しかし、一部の金融機関では、つなぎ融資の金利を住宅ローンと同等に設定してくれる場合もあります。
また、融資を申し込む際の手数料なども考慮する必要があります。
金利だけでなく関連する費用も含めて、利用を検討することが重要です。
▼この記事も読まれています
不動産購入時に頭金を妻の口座から支払うと贈与税が発生する?対策方法とは?
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
堺市の売買一戸建て一覧へ進む
住み替えでつなぎ融資が必要となるケース
住み替え時に、つなぎ融資が必要になるケースとはいつなのでしょうか。
これは、新しい家を購入するための資金が必要となるタイミングと、現在の家の売却資金が入ってくるタイミングに時間差が生じる場合に活用されます。
以下からは、具体的なケースを通じて、つなぎ融資の必要性を解説します。
つなぎ融資が必要となるケース①:家の売却タイミングが合わない
住み替えは現在の家を売却して得られる資金を、新しい家の購入に充てることが一般的です。
しかし、売却が完了する前に希望の家が見つかってしまった場合、資金不足によって取り引きできないリスクが生じます。
このようなケースでは、立て替え制度を活用して資金を確保するために、つなぎ融資を検討しましょう。
つなぎ融資が必要となるケース②:抵当権の抹消資金が必要
現在の家を売却するときには、住宅ローンを完済しなければならず、残債のある状態だと抵当権を抹消することができません。
抵当権の残る物件は買主にとってリスクが高いため、売却が難航する可能性があります。
このようなケースだと、抵当権の抹消資金として、つなぎ融資を活用することとなります。
しかし、事前に十分な貯金を準備することで、このような事態を避けられるでしょう。
つなぎ融資が必要となるケース③:新規住宅ローンの開始に間に合わない
新しい家の住宅ローン融資が完了するまでの間に、資金が不足することがあります。
このようなケースでも、つなぎ融資を利用して残金を決済することをおすすめします。
つなぎ融資を活用することで、住宅ローンの融資が遅れ、取り引きが成立しないリスクの回避が可能です。
スムーズな住み替えを実現するために、つなぎ融資が必要です。
▼この記事も読まれています
不動産購入時にかかる水道負担金とは?内容や金額相場についてご説明
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
堺市の売買一戸建て一覧へ進む
住み替えにおけるつなぎ融資のメリット・デメリット
住み替えの際につなぎ融資を利用することには、さまざまなメリットとデメリットがあります。
これらを理解しておくことで、つなぎ融資を利用するときの判断材料となるでしょう。
住み替えでつなぎ融資を利用するメリット
メリット①:理想の物件を逃さずに購入できる
つなぎ融資を利用する最大のメリットは、理想の住み替え先を逃さずに購入できる点です。
通常、現在の家を売却してから新しい家を購入しますが、この手順だと、理想の物件が別の方に購入される可能性があります。
つなぎ融資を活用することで、売却する前に新しい家を購入できるため、理想の物件を手に入れられる確率が高まります。
メリット②:内覧や片づけの手間が軽減される
つなぎ融資を利用することで、内覧や片づけなど、売却活動にかかる手間が軽減されます。
通常、売却後に引っ越しをおこなうため、売却前に片づけや内覧に関する手続きを済ませる必要があります。
しかし、つなぎ融資を利用すれば、売却前に新しい家に引っ越すことができ、内覧や片づけに関する負担が軽減可能です。
メリット③:仮住まいの費用を節約できる
つなぎ融資を利用することで、仮住まいの費用を節約することができます。
通常、現在の家を売却してから引っ越すまでの間に、仮住まいが必要です。
しかし、つなぎ融資を利用すれば、すぐに新居に引っ越すことができるため、仮住まいの費用を節約できます。
住み替えでつなぎ融資を利用するデメリット
デメリット①:金利や諸費用が発生する
つなぎ融資を利用すると、一般的な住宅ローンよりも高い金利が発生します。
これは、金融機関が提供するサービスのリスクをカバーするためのものです。
また、手数料や保証料などの諸費用も発生します。
これらの費用は、契約の成立や管理、保証人の確保などに関連しています。
これらの費用は、つなぎ融資の全体的なコストを増加させ、その結果、借入総額が増える可能性がありでしょう。
デメリット②:資金計画が狂う可能性がある
つなぎ融資を利用すると、新しい家を購入する前に既存の家を売却する必要があります。
しかし、市場の変動により、予想した売却価格よりも低い価格で売却することがあります。
これにより、もともとの資金計画が狂う可能性があるので注意が必要です。
さらに、このような状況では、つなぎ融資の返済のために貯金を使う必要が出てくるかもしれません。
これは、財政状況に大きな影響を及ぼす可能性があります。
デメリット③:取り扱い金融機関が限られる
つなぎ融資を提供している金融機関は限られています。
これは、金融商品の種類や提供条件が金融機関によって異なるため、比較検討する選択肢が限られることを意味します。
また、つなぎ融資の審査は一般的な住宅ローンよりも厳しく、借入条件も厳格です。
これは、金融機関がリスクを管理するための措置であり、借入希望者にとっては大きなハードルとなる可能性があります。
これらの点を考慮に入れて、最適な金融機関を選ぶことが重要です。
▼この記事も読まれています
購入した一戸建てにカーテン無しで住むメリットとデメリットとは?
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
堺市の売買一戸建て一覧へ進む
まとめ
住み替えのつなぎ融資とは、現在の家を売却してから新しい家を購入するまでの間、一時的に借りる資金です。
つなぎ融資の特徴は、一時的な融資ということで、返済期間が短いことと、一般的な住宅ローンよりも金利が高いことが挙げられます。
理想の家を見つけたが売却できていないときや、売却後の抵当権抹消資金が必要なときによく活用されています。
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
堺市の売買一戸建て一覧へ進む