
住宅ローン減税は令和6年に改正されていますが、具体的に何が変わったのかご存じない方が多いです。
今回は改正されたポイントについて、具体的に解説します。
また、省エネにおける断熱等級・一次エネ等級についても触れているので、仕組みを知りたい方は今後の参考にしてみてください。
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住宅ローン減税改正のポイントについて

そもそも住宅ローン減税は、どのような項目が変わっているのでしょうか。
以下で改正ポイントについて詳しく見てみましょう。
借り入れ限度額
住宅ローン減税の改正ポイントとして大きいのが、借り入れ限度額の変更です。
子育て世帯や若者夫婦世帯が生活する場合は、これまでの仕組みのままの借り入れ限度額で利用できます。
過去の借り入れ限度額は認定住宅が5,000万円、ZEN水準省エネ住宅4,500万円、省エネ基準適合住宅4,000万円です。
これらは令和4~5年の水準で、そのままの条件での適用となります。
また、新築住宅の床面積要件を40㎡以上に緩和する措置に対し、建築確認の期限を令和6年12月31日までに延長されています。
住宅ローン減税が改正される前までは、令和5年の大晦日までと決まっていたため、1年延長された状態です。
そのため、以前よりも余裕をもって建築確認ができます。
令和5年時点で建築確認ができなかった方も、1年延長された猶予を活用し、確認作業がおこなえるでしょう。
省エネ基準をクリアしなくてはならない
2024年以降は、住宅ローン減税を利用するためには省エネ基準をクリアしなくてはなりません。
この省エネ基準とは、建物が一定の省エネ性能をクリアし、安全性を確保するために必要なものです。
主に建物の設計・構造や設備などに対する基準となっています。
近年日本では、カーボンニュートラルをはじめとする社会を形にするために、さまざまな取り組みを始めています。
この省エネ基準の導入も、その取り組みの一つです。
省エネ性が優れた建造物を増やして、より地球環境に優しく住みやすいまちづくりをおこなっています。
この省エネ基準は2022年に可決した仕組みです。
以前は一部の建物に対する仕組みでしたが、改正によってよりその対象が広がっています。
もしこの基準をクリアしていない状態で建築をおこなうと、住宅ローン減税を利用するどころか、工事をしたり引渡しをしたりできないため注意しなくてはなりません。
この基準において、断熱等級と一次省エネ等級は4以上必要となります。
証明書の仕組み
ZEN水準省エネ住宅・省エネ基準適合住宅を購入した場合、証明書が必要です。
具体的にはエネルギー性能における証明書と、建設住宅性能証明書などです。
ただし、これらの証明書はすぐに発行できるものではなく、ある程度の時間がかかります。
証明書が必要な場合は早めに申請手続きをおこないましょう。
また、借り入れ限度額を上乗せしてほしい場合も、これらの書類が必要です。
また、昭和56年12月31日以前に建てられた住まいを所有した場合、耐震基準適合証明書が必要となります。
書類の準備が不足していると、スムーズに作業できなくなるため注意なさってください。
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省エネにおける断熱等級について

断熱等級は普段見聞きしない言葉ですが、省エネと大きな関係があります。
以下で詳しく見てみましょう。
UA値とは
UA値とは、外皮平均熱貫流率とも呼ばれています。
建物の熱は、屋根や外壁などを伝わって、建物の外へと排出される仕組みです。
UA値は、この仕組みによって建物内部の熱がどの程度逃げやすい状態なのかを表しています。
そのため、UA値が低いと熱は逃げにくく、UA値が高いと逃げやすくなります。
UA値が低い建物は熱が逃げやすいため、暖房や冷房などの効率があまりよくありません。
せっかくエアコンを使用して部屋の室温を調整しようとしても、室温を一定に保つ力が弱いのです。
しかし、UA値が高い部屋になると、断熱性が優れているため、室温を一定に保てるようになります。
たとえば冬に熱が逃げにくくなると、通常よりエアコンの設定温度を低く設定しても、温かな状態をキープできるでしょう。
近年ではこのUA値がさまざまな建物に対して重要視されています。
室内の熱が外に逃げにくいのはもちろんですが、外からの熱が入りにくい特徴もあるため、快適に生活できるためです。
夏や冬でも快適に生活できるため、暮らしの質を向上させるために大切な要素として注目されています。
また、部屋同士の室温に差がなくなると、ヒートショック現象も起こりにくくなり、健康被害のリスクも回避できます。
室内に結露が発生しにくくなる、カビが繁殖しにくくなるなどのメリットもあるため、今後もUA値が重視された建築は増えていくでしょう。
ηAC値
ηAC値とは、平均日射熱取得率と呼ばれています。
これは建物にどの程度の日射熱が入るかを表しています。
ηAC値の数値が高いと、その分建物の内部に入る日射熱が多くなり、数値が低いと少なくなる仕組みです。
こちらも省エネ基準の外皮性能を示すために使用されています。
日射熱は季節によって大きな差があるため、冷房期と暖房期の2つに分けて計算されるのが特徴です。
ηAC値が低い建物は、日射熱による影響が少なくなるため、冷房が通常よりも効きやすくなります。
真夏でも室内に熱気がこもりにくくなるため、ある程度低い設定温度でも、気持ちよく過ごせるでしょう。
反対にηAC値が高いと、外からの熱気が建物内部に集まりやすくなります。
そのため、その熱を解消するためにエアコンの設定温度を低くしなくてはならず、相当のエネルギーを消費してしまいます。
こうしたマイナスポイントを解消するために、ηAC値のような断熱等級が重視されているのです。
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省エネにおける一次エネ等級について

一次エネ等級も省エネに大きな関係がある言葉です。
以下で詳しく見てみましょう。
一次エネルギーとは
そもそも一次エネルギーとはどのような言葉なのか、ご存じない方は少なくないでしょう。
あまり聞きなれない言葉ですが、一次エネルギーは建物の省エネ性能を示すために使用されるものです。
こちらも断熱等級と同じように、建造物に対して大切な指標の一つとして認識されています。
具体的に一次エネルギー等級とは、建物を使用する際に消費するエネルギーが数値となって表されたものです。
そして、一次エネルギーとは具体的に、太陽熱や水力、天然ガスや原油などを指します。
これらがどの程度消費されるのかによって、数値が変わります。
計算に用いられる理由
そもそもなぜ一次エネルギーが消費された量に応じて計算されているのでしょうか。
これは、電気やガスなどの二次エネルギーの数値を用いるよりも、計算方法がシンプルだからです。
計算には共通単位としてMJやGJなどが使用されています。
エネルギーによってこの単位を変更して計算し直す必要がないため、一次エネルギーによる計算方法が用いられている背景事情があります。
また、基準適合の判断適合として、「基準一次エネルギー消費量≧設計一次エネルギー消費量」の条件をクリアしなくてはなりません。
計算にはネット上にあるフォーマットを使用できます。
2025年はすべてこの基準をクリアしていなくてはならず、エネルギー消費量の計算が必須となります。
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まとめ
住宅ローン減税の改正ポイントとして、借り入れ限度額や省エネ基準などが大幅に変更となっています。
断熱等級や一次エネ等級などは、今後建築される住宅に対して重要視される要素です。
基準をクリアしていないと住宅ローン減税を利用できないので注意しましょう。
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