中古マンションを売却する際は、買主が物件を実際に見学するために内見の機会を設けるのが一般的です。
しかし内見件数が思うように伸びなかったり、件数自体は十分でもなかなか成約に至らなかったりするケースは珍しくありません。
そこで今回は、中古マンションを売却するなら知っておきたい内見について解説します。
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中古マンション売却における内見件数の平均とは?
中古マンションを売却するまでの内見件数の平均は10件前後と言われています。
週あたり1件の内見予約があった場合、2~3か月ほどで中古マンションを売却できると考えられるでしょう。
しかし実際には、条件に合致する買主とタイミングよく出会えるかどうかに左右されます。
そのため、1件目で成約に至ることもあれば、10件以上の内見を重ねても買主が見つからないこともあります。
半年や1年以上の期間がかかることもあるため、中古マンションの売却活動は長期化するリスクに注意してください。
買主の平均的な内見件数は4~5件
中古マンションを探し求める方の内見件数は、平均して4~5件目で決めることが多いです。
つまり内見に訪れてくれた方は、ほかにも似たような中古マンション数件と比較検討中である可能性が高いでしょう。
自身の中古マンションがその中から選ばれるためには、内見件数だけでなく質も高めていく必要があります。
内見の流れ
買主から内見予約が入ったら、次のような流れで準備・対応を進めていきしょう。
内見予約
通常は、仲介を依頼している不動産会社を経由して内見予約が入ります。
予約は土日や祝日が多く、また、前日や当日に内見を希望されることもあるため、いつでも対応できる状態にしておくのがポイントです。
内見準備
買主に与える印象を良くするため、室内を入念に清掃しましょう。
キッチンやバスルームなどの水回りは生活感が出やすい箇所なので、とくに重点的な清掃が必要です。
住みながら中古マンションを売却するときは、整理整頓も欠かせません。
なるべく荷物を減らして、部屋を広く見せるなどの工夫も効果的です。
クローゼットの中も見られる可能性があるため、外部のトランクルームを利用するなどして、容量がわかりやすい状態にしておきましょう。
内見当日
内見当日は、可能な限り立ち会うのがポイントです。
内見の場で売買交渉がおこなわれることもあるため、意思決定できる方が立ち会うことをおすすめします。
なお、立ち会いが難しい場合には、不動産会社の担当者だけで対応することも可能です。
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中古マンション売却で内見件数が少ないときの対策
中古マンションの売却活動を開始すると、通常は2週間程度で内見予約が入ります。
しかし、思うように予約が入らず伸び悩むこともあるのではないでしょうか。
内見件数が少ないときには、以下の対策をおこなってみてください。
売り出し価格を見直す
そもそも内見予約が入らないときは、売り出し価格を見直してみましょう。
中古マンションの売却では、値下げ交渉を見越して少し高めに売り出し価格を設定するのが基本です。
とはいえ、売り出し価格が相場からかけ離れていると、買主の検討候補にも入らなくなってしまいます。
そのため、不動産会社の査定結果や周辺の価格相場なども考慮しながら、売り出し価格を決めるのがポイントです。
売り出し時期を見直す
中古マンションには売りやすい時期・売れにくい時期があります。
一般的に不動産取引が活発になるのは、新年度を控えた2~3月です。
一方、8月や12月は不動産取引が鈍るため、中古マンションの売却活動は進みにくい可能性があります。
そこで売れやすい時期に売却活動をおこなえるよう、遅くとも12月には不動産会社と媒介契約を結ぶのがおすすめです。
閑散期には時間のかかるリフォームなどを実施して、来る繁忙期に備えるのも良いでしょう。
同じマンションで売り出しがあるときは注意
中古マンションの場合、同じタイミングで別の部屋が売りに出されることがあります。
マンション自体の需要が高ければあまり心配はいりませんが、そうでなければ注意が必要です。
築年数や駅までの距離などの条件は同じなので、差別化を図る目的で値下げ合戦になりやすいためです。
写真などの情報を充実させる
買主はいきなり内見予約するのではなく、インターネットなどで情報収集してから候補となる中古マンションを決めていきます。
そこで、写真などの情報を充実させると良いでしょう。
また、買主が内見に訪れたときに渡せる資料も充実させるのがおすすめです。
たとえば新築時のパンフレットなどがあれば、物件の仕様について詳しく伝えられます。
周辺の写真も掲載する
室内だけでなく、周辺環境がわかる写真も用意すると良いでしょう。
マンションの外観はもちろんのこと、近隣の商業施設や公園、学校などの様子がわかる写真があれば、買主が住環境をイメージしやすくなります。
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中古マンション売却で内見件数は多いのに成約しないときの対策
内見件数は十分にあるのに、成約には至らないことがあります。
売り出し価格や売り出し時期以外に何らかの問題があるのかもしれません。
考えられる原因には、以下のものが挙げられます。
●内見準備が不十分だった
●内見時の対応に不備があった
●物件の魅力を伝えられていなかった
これらは工夫次第で改善できるため、できる対策から始めていくことが大切です。
内見準備を十分におこなう
買主は内見の際、おもに以下のポイントに注目しています。
●ニオイや汚れ、損傷の有無
●水回りの状態
●床や柱のゆがみ、傾き
間取りや眺望、日当たりなどは変えられない要素ですが、上記については事前のハウスクリーニングや補修で改善できるものもあります。
とくに水回りは個人で落とせない汚れがついていることがあるため、専門業者によるハウスクリーニングを依頼するのがおすすめです。
また、室内のニオイは住人では気付きにくい要素です。
ペットや喫煙者がいた場合には、壁紙にニオイが染み付いている可能性が高いため、売却前の貼り替えをおすすめします。
また、内見の直前には十分に換気するなどして清潔感の演出を心がけることも大切です。
室外部分も清掃する
購入意思が強い方ほど、玄関ポーチやバルコニー、専用庭などの室外もよく観察しています。
また、共用部分もチェックしている可能性が高いため、共用廊下やエントランスなども簡単に清掃しておくと良いでしょう。
状態がひどいときには、管理会社にメンテナンスを依頼するのもおすすめです。
お客さまとして迎える
内見当日は、買主をお客さまとして迎え入れる心がけが大切です。
来客用のスリッパを用意するのはもちろんのこと、笑顔で出迎えるなど、買主が質問しやすい雰囲気を作るのもポイントです。
なお、内見中は不動産会社の担当者が対応するため、一緒について回る必要はありません。
基本的にはリビング待機で良いですが、質問などがあればすぐに対応できるようにしましょう。
物件資料を充実させる
内見に訪れる方は、物件についてより詳しく知りたいと考えています。
そのため、詳しい情報を伝えられるように物件資料を充実させるのがおすすめです。
このとき、住民にしかわからないような住みやすさに関わる質問を受けることがあります。
これらの質問にすぐ答えられるよう、周辺にある商業施設や病院、公園、学校などの情報も整理しておくと役に立ちます。
また、家具やインテリア小物で室内を演出するホームステージングも、物件を魅力的に見せるのに有効です。
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まとめ
中古マンションを売却するときに知っておきたい、内見件数の平均や成約につなげるためのポイントについて解説しました。
内見の質を高めれば、少ない内見件数でも中古マンションの売却が成功する可能性が高まります。
そこで、不動産会社と相談しながら方向性を決めていくことがおすすめです。
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