空き家を活用する方法として、複数人で同居生活をするシェアハウスに注目が集まっています。
メディアでも取り上げられ、どのようなメリットやデメリットがあるのか気になる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、空き家を活用したシェアハウスの特徴や、シェアハウスにするメリット・デメリットをご紹介します。
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空き家の活用方法シェアハウスとは
ここでは、空き家の活用方法として注目したいシェアハウスの特徴やルームシェアとの違いについてご紹介します。
シェアハウスとは
シェアハウスとは、一戸建てやマンションなどを複数人でシェアして住むことです。
部屋はそれぞれの入居者が個別に使用し、キッチンや浴室・トイレなどは共有スペースとして入居者同士が共同で利用します。
シェアハウスは基本的に見知らぬ人々が共同で住むスタイルですが、特に20〜30代の若者からの需要があります。
シェアハウスという言葉は、法律的に明確に定められている訳ではないため、以前はゲストハウスと呼ばれることもありました。
現在では、短期的に貸し出す宿泊施設をゲストハウス、長期的に貸し出す施設をシェアハウスと呼び分けすることが多くなっています。
ルームシェアとの違いとは
ルームシェアは友人や知人同士で1つの賃貸物件を共有し、掃除や料理などの家事分担のルールを自分たちで自由に設定するスタイルです。
一方シェアハウスでは、入居者同士でルールを決めるのではなく、オーナーや管理会社によって元からルールが設けられていることに違いがあります。
また、シェアハウスとルームシェアでは、賃貸借契約の締結方法に違いがあることも特徴です。
ルームシェアの場合は、1人が代表として契約を結びますが、シェアハウスでは各入居者が個別に契約を結ぶのが一般的です。
このようにシェアハウスとルームシェアには異なる特徴がありますが、それぞれの呼称に明確な定義はないため、シェアハウスのスタイルでもルームシェアと呼ばれる物件もあります。
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空き家をシェアハウスで活用するメリットとは
空き家を放置するのではなく、シェアハウスとして活用することによるメリットをご紹介します。
定期的な賃料収入が得られる
空き家は所有しているだけでも固定資産税やメンテナンス費用がかかるうえに、定期的に換気や通水などの管理を続けなければなりません。
しかし、空き家をシェアハウスとして活用すれば、管理のための費用も家賃収入から補うことができ、入居者によって自然と換気や通水もおこなわれます。
空き家問題を解消できるだけでなく収益を得られるようになるのは、空き家を所有されている方にとって大きなメリットになるでしょう。
また、シェアハウスは通常の賃貸物件と比較し、より高い収益性が見込めるという点もメリットの1つです。
通常の賃貸物件として一世帯に貸し出すよりも複数人から家賃を得られるので、総合的に家賃収入が高くなります。
家賃収入が増えれば、リフォームや設備のアップグレードにも余裕が生まれます。
空室リスクが少ない
1世帯だけに貸し出す通常の賃貸物件は、その入居者が退去すると家賃収入がゼロになってしまいます。
一方シェアハウスでは、1人退去者が出ても他の入居者からの家賃収入があるので、空き室リスクが少なく済みます。
安定して家賃収入を得られるシェアハウスは、不動産投資をするうえで魅力のある賃貸物件といえるでしょう。
入居率が高い
シェアしながらも広いリビングスペースで過ごせるなど、シェアハウスには一般的な賃貸物件と異なる魅力があります。
そんなシェアハウスに住みたいと考える方が一定数いる中で、シェアハウス自体の物件数は少なく、需要に対する供給が少ない状況です。
そのため、一度入居すると長く住んでもらえる傾向があり、安定して家賃収入を得られるメリットがあります。
また、一戸建てを一世帯に貸し出す場合、家族のニーズがそれぞれ異なるため、物件にマッチする世帯を見つけるまでに時間がかかる可能性があります。
一方シェアハウスは、安い家賃で都心部に住みたい方など、フットワークの軽い若い世代からの需要があり、入居率も高く安定した家賃収入が得られることがメリットです。
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空き家をシェアハウスとして活用するデメリットとは
空き家をシェアハウスとして活用するとどのようなデメリットが生じるのか、通常の賃貸物件の場合と比較しながらご紹介します。
入居者同士のトラブルが起こりやすい
シェアハウスはキッチンや浴室、トイレなどを共同で使用するため、入居者同士が顔を合わせることが多く、入居者同士のトラブルが起こりやすいデメリットがあります。
また、物や食べ物がなくなった、電話の音がうるさい、外部の訪問者がルールを守らないといったトラブルが起こることもあります。
住民同士のトラブルが近隣に迷惑を及ぼすことがあれば、オーナーにクレームが寄せられ対応を迫られることもあるでしょう。
管理の手間がかかる
すべてのシェアハウスがトラブルが多いとは限りませんが、トラブルが頻繁に起こる場合は、クレーム対応が多くなり管理に手間がかかることがデメリットです。
トラブルを放置すると問題が悪化し、「退去するので引越代を出してほしい」「損害賠償請求をしたい」など、オーナーに問題が飛び火する可能性もあります。
そのためシェアハウスを運営する場合は、入居者が円滑に共同生活を送るためのルールを作り、しっかりとした管理体制で運営することが大切です。
部外者の出入りが把握しづらい
シェアハウスはもともと複数人が同居しているため、部外者が出入りしていても把握しづらいデメリットがあります。
いつの間にか部外者が住み着いてしまうこともあり、入居者の通報によって初めて気づくケースもあります。
通常の賃貸物件でも又貸しは起こる可能性がありますが、複数人同居するシェアハウスでは、把握が難しい分、部外者の出入りにより注意しなければなりません。
また、いつの間にか入居者が入れ替わっていれば、滞納が続くリスクがあります。
元の契約者と連絡が取れなければ家賃の回収が難しくなるなど、部外者を把握できないことで、さまざまな問題が生じる可能性があります。
空き家をシェアハウスとして活用する注意点
このように、シェアハウスの管理は通常の賃貸物件とは異なるリスクもあり、個人で管理するのは負担が多い可能性があります。
管理会社に管理を委託するには手数料がかかりますが、トラブルが解決できなければ余計に費用がかかる可能性もあるため、管理の委託を検討することがおすすめです。
また、空き家をシェアハウスとして活用する場合は、空き家が建っている立地も重要なポイントです。
シェアハウスは若い年齢層の方がターゲットになることから、駅から近いほうがシェアハウスとしての需要も高くなります。
また、普通のシェアハウスではなく、コンセプト型のシェアハウスにリフォームするとより高い需要が期待できます。
壁を防音性の高いものにして楽器の演奏を可能にする、ペット可物件や高齢者向け物件にするなど、借主が探すのに苦労するような物件にリフォームする方法です。
空き家をシェアハウスとしの活用を検討する場合は、管理方法やコンセプトについても不動産会社と相談しながら進めていきましょう。
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まとめ
空き家の活用方法の1つシェアハウスの特徴やメリット・デメリットについて解説しました。
空き家をシェアハウスとして活用する場合は、複数人から家賃を得られるため1世帯に貸し出すよりも高い収益が得られるメリットがあります。
ただし、住人同士のトラブルが起きやすいデメリットもあるので、管理会社に管理を委託することも検討しましょう。
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